女性を中心として美容やダイエットのために酵素を取り入れているという人は年々増えています。ですが、この酵素を取り入れる理由についていろいろ勘違いが発生しているようです。その勘違いの中には、食べ物として食べた酵素が代謝酵素となって代謝を活性化するというものまであります。これは酵素の種類をしっかりと把握していないために起こっている勘違いです。

酵素は大きく分けると消化酵素と代謝酵素という二つの種類があります。消化酵素はその名前の通りに消化に使うための酵素で、食べた食べ物を分解して栄養として吸収できるようにするための物です。一方で代謝酵素は、栄養として体が吸収したものを、エネルギーと体を作るものに再編するために使うものです。栄養をエネルギーや体を作るものに変えることを代謝といいます。この代謝ですが、人の代謝酵素は、人の体の中でしか作れません。

つまり、食べ物から代謝酵素を取り入れることはできません。食べ物から取り入れた酵素は、あくまでも消化酵素としてしか利用できません。その消化酵素も、タンパク質を分解する物、脂質を分解する物、糖質を分解する物など、ある特定の物しか分解できません。その種類によって分解できる栄養素に違いがあります。もちろん、食べ物によって含まれている酵素にも違いがあるため、より多くの食材から酵素を取り入れた方が、いろいろな栄養の分解に使うことが出来ます。ただ、消化酵素を食べ物から取り入れると、体内で作る酵素をより代謝に回すことが出来るため代謝が上がるという事なんです。